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03 11月

2017年美術館研修を行いました!(関東②)

関東、関西それぞれ2つのグループで行っていた美術館研修も
いよいよ最終回となりました!

 

前回までの様子はコチラ⇒ (関西①)(関西②)(関東①

 

関東2回目の美術館研修は、箱根にある2つの美術館で実施しました。
・箱根ラリック美術館
・ポーラ美術館

 

まずは箱根ラリック美術館へ。

企画展「ラリックの夢をのせて ~豪華列車が旅した南フランス~」
を鑑賞しました。
南フランス行きの豪華列車の旅に焦点を当て、
主要な停車駅の名産や風土にまつわるルネ・ラリックの作品が展示されています。

 

ルネ・ラリックの作品との出会いがきっかけで始まったエール・エルにとって
本物の作品に触れられる貴重な機会!

 

今回はどんな作品に出会えるのでしょうか?

実際の展示作品が描かれた入館チケット。

 

館内は撮影NGだったため、
残念ながら作品をお見せすることはできませんが、
ルネ・ラリックの斬新かつ優美なデザインのジュエリーやガラス工芸品を間近に見ることができました。

 

また、今回の企画展では、
「豪華列車コート・ダジュール号」の車内も自由に見学できます。

パリと南仏を結ぶ「コート・ダジュール」号として制作されたこちらの車両。のちにオリエント急行として使用され、1988年には日本の線路も走りました。

 



ルネ・ラリックが手掛けた室内装飾。
車内には150枚以上のガラスパネルが貼りめぐらされています。
座席には実際に座ることもでき、当時の列車旅行の雰囲気を感じることができました。

 

生涯にわたりその豊かな感性と斬新な発想で
数々の作品を生み出したルネ・ラリック。
彼の「ものづくりの精神」を感じられる時間となりました。

 

次にポーラ美術館へ

こちらの美術館では
ポーラ美術館開館15周年記念展「100点の名画でめぐる100年の旅」を鑑賞しました。


19世紀~20世紀に制作された西洋絵画71点、日本の洋画29点が展示されています。

この約100年の間で起きた社会の動きが、どのように美術作品に影響したか、まるで美術史の教科書を読むように西洋と日本の近代絵画の流れを感じることができました。

 

美術館内には、「作品の中に入れる」面白い仕掛けも・・!

作品の一部になったり、同じポーズをしてみたり・・

ただ見るだけではない鑑賞方法♪
何か新しい発見があるかもしれませんね(^^)

 

これらの作品を今の時代に鑑賞できるということは、
誰かがその作品を「購入」し、そしてまた次の人へしっかりと受け継いできたということ。

 

芸術作品を「購入する」とはどういう意味があるのかを意識しながら、
「自分は何を買いたいのか」という観点で鑑賞をしました。

 

それぞれ感じたことはさまざまですが、
この研修で磨かれた感性を日々の仕事にもどんどん活かしていきます!